なんでも雑多に書きたくなってきたブログ

DeNAやマイナビで営業経験を積み、出来て半年の会社で人事としてのキャリアをスタート。現在もITベンチャーで人事として新卒/中途の採用に関わっています。

学生の二極化に危機感を持った件

本日は昨日採用イベントに参加したときに感じた事を記載します。

それはズバリ学生の二極化です。

f:id:hrman:20151214185151j:plain

 

今回の二極化はファーストキャリアという視点にフォーカスして記載させて頂きます。

もちろんファーストキャリアで希望通りに進めなかったからといって

人生が好転しないかというとそんなことは全くないです。

そこは強く強調した上で、今回のテーマに移ります。

 

2015年の就職活動は経団連の倫理提唱により後ろ倒しになりました。

しかし実情は企業の採用活動は後ろ倒しにならないところも多く、

「ただ単に就職活動の期間が延びただけ」や

「オワハラ」という新しい言葉などもうまれる結果となりました。

こうした背景を受けて経団連では皆さんもご存知の通り今回、

時期を少しだけ前倒します。

 

ただ私個人としては昨年同様、もしくはそれ以上に

長期化は避けられないと感じています。

 

こうした背景の中ですでに動き出している2016年の採用活動を的確に捉え、

アクションをすでに始めている学生の方もいれば、

おそらくまだ何もしていない学生の方もいると思います。

 

今はちょうど2015年のまだ決まっていない学生と

2016年のすでに動き出している学生の就職活動が重なっているタイミングです。

このタイミングだからこそ明確に感じること。

それは2016年対象の学生の方が圧倒的に自分の目標や将来に対して

具体的であるということです。

こと就職活動に関してのみ言えば、「優秀」だと言えるでしょう。

 

2015年対象の学生の面接なども行っていますが、

内定が欲しいあまり、自分の目標などが不明確になり、

そこに向けたアクションもなければプランもないなという印象です。

私自身、就職氷河期と呼ばれたリーマンショック時代に就職活動をしてますので

それなりに苦労はしましたし、気持ちはわかります。

ただそれじゃダメだということに気付けていない。

 

その反面で2016年対象の学生はすでに自分がやりたいことをしっかり考えており、

だからこそ早期のアクションが出来ています。

f:id:hrman:20151214191056j:plain

この目標設定の話はあくまでも要素の1つでしかありませんが、

就職活動においては非常に重要です。

なぜ重要なのかを下記に簡単にまとめます。

 

まず当社のようなベンチャー企業の場合ですが、

この目標設定は成長に直結します。

目標があるとそこに向けた努力が一直線になります。

それがない場合はいろんな遠回りをした結果、たまたま辿り着くものですし、

その辿り着いた先が当人が望んでいるものかどうかもわかりません。

目標設定が出来ているかどうかは成長スピードに起因します。

その結果、成長スピードを求めるベンチャー企業では

選考の1つのポイントになりがちです。

 

次に教育がしっかり出来る大手の場合ですが、

これは志望動機に起因します。

少しずつ変わってはきているものの、いまだに大手思考というのは

日本には根強くあります。

その結果、多くの学生を選ぶ立場にあるのが大手企業の選考スタイルです。

よく面接で、「なぜ当社を志望したのか」なんて事を聞かれると思います。

その際に目標がある学生であれば会社の理念と自分の目標を結びつけることで

志望動機が出来上がります。

これに対して目標設定がない学生の多くは志望理由が不明確であり、

「それうちじゃなくても良いよね!?」という印象を面接官に与えてしまいます。

 

ではどうすれば目標設定が出来るのか!

それには自分がどうなりたいかというビジョンを描く必要があります。

そしてそのビジョンを描くために必要なのが

よく言われる自己分析というものです。

 

私はこの自己分析がしっかり出来ている学生と

そうではない学生の二極化が進んでいるなと強く感じます。

 

もしこの記事を読んで頂いた学生の方が就職活動を控えている方でしたら、

自分がどうなりたいのかを考えるきっかけになればと思います。

またすでに就職活動を向かえ、行動をしている方であれば、

もう一度自分と向き合う時間を作ってみてください。

 

皆さんが楽しく仕事が出来ますよう!

今日はここまで