なんでも雑多に書きたくなってきたブログ

DeNAやマイナビで営業経験を積み、出来て半年の会社で人事としてのキャリアをスタート。現在もITベンチャーで人事として新卒/中途の採用に関わっています。

グループワークにおけるポイントを人事目線で書きますの件

本日の元ネタはこちら

co-media.jp

 

現役の新卒採用をしている人事の目線から見ると

この記事は半分正解で半分不正解です。

 

自己紹介が大事であることは間違いないです。

ただ自分が目立つために必要かというとそんなことは全くないです。

 

では何が必要なのか?

大事なのはポジショニングです。

 

グループワークで目立つことは良くも悪くも必要です。

5,6チームからなるグループワークがスタンダードだと思いますが、

グループワークで何をしていたかわからない学生が

次の選考に進めるケースは多くないです。

その反面で意気揚々と先頭をきっている学生が必ずしも魅力的に映るかというと

実際はそんなこともありません。

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以前にも学歴フィルターの記事で書きましたが

結局は各企業の採用基準に合わせたスクリーニングの手段の1つでしかありません。

つまりこうした意図の中で行われるグループワークで全く発言をしないことは

エントリーをしていないのと一緒です。

 

だからこそ企業の試験官の目に留まることは最低限必要です。

ただ目立ちすぎるあまり

・協調性がない

・言ってることがめちゃくちゃ

などなどマイナスな印象を受けてしまうことだって十分あり得ます。

ここで重要なことは自分の得意分野をしっかり担当することです。

 

みんながみんな言いたいことを言っていたら当然会話は前に進みません。

学生時代は発言力の強い人がまとめてきたかもしれませんが、

ビジネスでは発言力のある人ではなく、市場に合った考えが出来る人が重宝されます。

もちろんその企業の選考前に業界の最低限の知識を入れることは理想ですが、

エントリーした全ての企業でそれを行うのは大変です。

 

ではどうすべきかという話に戻りますが、

重要視すべきはポジショニング(役割分担)です。

例えば同じグループ内に率先して話を進めてくれそうな人がいなかった際は

自分がその役を買って出るのもいいでしょう。

 

またタイムキーパーと呼ばれる進行役も必要です。

限られた時間の中でアウトプットを出す以上、

いつまでにどこまで進んでいなくてはいけないかを冷静に見極める必要があります。

また進行役の補佐も必要です。

率先して意見を出してくれる学生に対して、

その学生の意見を否定せずに褒めてあげつつ、

他の発言をしていない学生にふってあげる。

会話の本質がずれていないかを見極めながらコントロールしてあげるなど、

短い時間で良質なアウトプットを出すためには必要なことがいくつかあります。

これらを一人でやる必要は全くないのです。

 

そこで大事になってくるのが最初の自己紹介です。

みんなの自己紹介を聞きながら自分がどの役割を担うことが

課題の成功に最も近づくのかを冷静に見極める。

そしてそのポジションをしっかり全うすることが大事です。

 

そうすれば自ずと試験官からも着目されるでしょう。

なぜならそのバランスさえしっかり担保出来れば

グループワークが効率的に進むからです。

他のグループを圧倒したワークやアウトプットに試験官は注目せざるを得ないはず!

 

グループワークを行う以上、「自分が」ではなく、

どうすれば一緒になったグループで最大限のパフォーマンスが発揮出来るかを

第一に考えて行動してみてください。

 

 

今日はここまで