なんでも雑多に書きたくなってきたブログ

DeNAやマイナビで営業経験を積み、出来て半年の会社で人事としてのキャリアをスタート。現在もITベンチャーで人事として新卒/中途の採用に関わっています。

学歴フィルターを気にするよりも自分の未来を見つめて欲しい件

 

本日の元記事はこちら

agora-web.jp

 

ゆうちょ銀行の学歴フィルターを学生がTwitterで公開し、

今色々なところで話題になっている記事です。

 

学歴フィルター。

なんとも嫌な言葉だなと私は感じます。

(私も叩き上げなので・・・)

 

今回の記事でお伝えしたいことは

本質を見極め自分のビジョンを大事にして欲しい!!

これです!!

 

さて「学歴フィルター」ですが、

なぜこのようなことが起こるのでしょうか?

 

まず目先の起業側のメリット

・自分の嫌いな事にも打ち込める

(得意分野以外の勉強も大好きだという人がそんなにいないという仮説のもと)

・思考力がある

(アイデアだけでは現実味がなく、アイデアに知識が肉付けされることで実現可能性が判断出来ます)

・論理的思考力がある

(高学歴の人に対象者が多いという確率論です。高学歴じゃなくても出来る人もいます)

 

こんなところでしょうか。

仕事は自分がやりたいことだけをやれば良いわけではありません。

また企業は新卒で入社するメンバーに当然未来を期待します。

そのため多くの企業が新しい事業を起こせるような人に期待をします。

 

こうした背景の中で高学歴の母集団の方がターゲットの学生に接する可能性が高い。

企業側としては効率的に採用活動を進めることが出来るという理由です。

 

その反面で大学の4年間で学び、大きくスキルアップした学生を逃すリスクは発生します。

効率を求めるというのはそういうことですので、

そこは致し方ないと考える企業がこの「学歴フィルター」を導入します。

 

ではベンチャー企業に目を向けてみましょう。

 (メガベンチャーと呼ばれるベンチャーかどうかよくわからないところはおいておいて・・・)

 

ほとんどの会社が「学歴フィルター?アホか!!」という会社です。

なぜか!!?

上記でも記載させて頂いた通り、

歴史のある会社ではより効率的な採用を求められます。

それは面接を受けに来る学生が多いからです。

 

それに対してベンチャー、特にまだ社名がそこまで認知されていない会社は

エントリーしてくれる学生の母集団がそもそもない。

つまり待ってる場合じゃなく、自分たちから積極的に学生をリサーチしなくてはならないのです。

 

もちろんいかに効率的に自社とマッチしそうな学生を探すかというミッションはありますが、高学歴=どこの会社も欲しい学生(学歴フィルターを張ってる大手が多い→企業で取り合いになる可能性が高い)になりがちなため、ベンチャーにとっては高学歴な学生にアプローチすることが必ずしも効率化につながらないのです。

 

ではなぜ大手を受けたい学生が多いのか?

・認知度

・安定

・見栄(友達に自慢したい)

主にこの3点が要因でしょうか。

 

3番目の認知度に関してはある程度やむを得ない部分はありますよね。

サントリーという会社と、地ビールを作っている町工場。

その地ビールのファンでもない限り、なかなか会社名を知る機会はないと思います。

だからこそ学生には業界研究が必要になります。

そして企業側は学生にも知ってもらうための活動が必要になります。

ここは相互努力のお話。

 

ここからが本題。

「安定」・・・

残念なことに東証1部にあるような企業も経営破綻します。

誰もが知っているような会社でもリストラ、人員整理は起こります。

グローバル化が進んだことで、市場は国内に限らず、世界中がライバルになりました。

つまりこれまで国内だけで戦っていればよかったものが、他国の文化、サービス、商品などが入り混じる世界になったことで、企業も必然的に一昔前以上に変化が求められるようになります。

 

皆さんの親の世代から続いた会社が安定しているという考えは妄想、幻想です。

かと言って資金的に出来たばかりの会社が安定というつもりもありません。

結局どこだって潰れる時は潰れるし、伸びる時は伸びる。

今は会社に安定を求める時代ではなく、自分自身でつかみ取らなければいけない時代ではないでしょうか。

もしこのブログを読んで頂いたあなたに誰もが羨む圧倒的なスキルがあったら、あなたが所属していた会社が破綻しても他の会社から声がかかるでしょう。

 

「見栄」・・・

見栄を張ることがあなたの将来にとってどれほどプラスになるのでしょうか。

誰もが知っている会社にいることはステータスでしかなく、あなたの価値ではない。

むしろ誰もが知っている会社で全く活躍していないぶら下がり社員ほど恰好悪いものはないです。

そんなメッキは一瞬で剥がれます。

 

「学歴フィルター」?

良いじゃないですか。

どうしても「学歴フィルター」がある会社に入りたければ

他の会社で圧倒的なパフォーマンスを出してから転職したっていいじゃないですか。

そんなくだらないことに悲観せず、自分がやりたいことに向かって突き進んでみてください。

 

その方があなたの未来は輝くはず。

 

今日はここまで