インターン先の選び方とインターンに参加する目的
ちょいバズってる記事に個人的な意見を被せてみようかなと。
インターンの選考とかもそろそろ始まるところは始まりますしね。
記事の内容を要約すると
”「インターンに期待して時給も出して2人雇ったけど、
全然期待に応えてくれなかった。
俺、採用力なかったわー。マネジメント出来なかったわー。
ってか最終的にインターンで来る学生ってなんなん!?やる気あるわけ!?」”
っていう筆者の思いが書かれた内容でした。
インターンって立ち居地が難しいですよね。
ここで学生側と企業側のインターンに対する考え方をざっくり分解してみましょう。
インターンの目的【企業サイド】
- 企業を知ってもらう
- ビジネスを体験してもらう
- 成長の機会を創出する
- 学生からの刺激を得る
大きく分解するとこんなところですかね。
今回題材にさせて頂いているブログの文中にはこんな記載があります。
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※以下本文抜粋
・”人を雇うということはリスクを背負うことなんだとも思う。成長してほしいという思いが強かった。弊社でインターンをすることのメリットを見つけてほしかった。”
・”提供できる経験はなんでもさせてあげようと思った。それが、この規模で会社をやっていることのインターンへのメリットなんじゃないかと思った。やりたいことは何でもやらせてあげようと思った。ある程度の決裁権は渡そうと思った。つくりたい企画を作らせてみようと思った。”
・”就職活動の武器にしてほしいと思っていた。”
・"今回、狙いは2つあった。
メディアへの若い意見の反映 / 安定志向の社員への刺激"
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ここからもわかるように、この方の目的は③と④ですよね。
正直なところ、就職活動の武器にして欲しいなんて
本音で思ってインターンを実施する会社はほぼない!
だいたいの会社が①の割合が最も高く、その後に付加価値として何かをつけている。
これが言えてしまうということは、それだけ④の目的が強かったことが伺えます。
次に学生側の目的です。
インターンの目的【学生サイド】
- 会社を見てみたい
- ビジネスの経験をしてみたい
- 成長したい
- 就活の一環もしくは就活に役立てたい
こんな感じでしょうか。
一応数字が同じものが双方のマッチングになっているつもりで書いてます。
そしてこのインターンに参加した学生も恐らくは③の部分を強く推したはずです。
ただここにはひとつの乖離が生じます。
温度感という乖離
それが温度感ですよね。
特に発生しやすい温度感が学生側の③と④のニーズ。
学生としてはここが最もプライオリティの高い部分じゃないかなと思います。
これ、先に現役人事としてお伝えしますね。
選考の際にインターンに参加しているかどうかは全く興味ないです!
ちょっと語弊はあるかな・・・
例えばDeNAさんやサイバーエージェントさんのように
どんなインターンなのかがネット上に情報として溢れていた場合、
その参加者がどんな経験をしているかの目算が付きやすいので
そういったインターンの参加実績は参考になるかもしれません。
それよりも私たちが見ているのは「何をしたか」です。
以前に1年間で30社以上のインターンに参加したツワモノと面接をしました。
でもその彼は参加したことに満足していて何も得ていなかった。
これでは意味がないんですよね。
だったらインターンに参加せずにバイトでこんなことをしてて、
こんな経験からこんなものを得ました!!っていう学生の方が魅力的です。
ちょっと話が逸れました・・・。
温度感ですね!
今は本当に沢山の会社がいろんなインターンを行っています。
会社の雰囲気だけを掴んでもらうための1Dayインターンもあれば
1ヵ月間の長期のもの。
期間の定めも特になくアルバイトなのか?っていうもの。
それぞれ目的が異なります。
学生の皆さんもなぜインターンに参加するのかを考え、
自分の考えにマッチしたインターン先を選んでみてください。
その際に大事なことなのでもう1度書きます。
ただ参加するだけのインターンは就職活動には役立ちません!
たくさんあるインターンを上手く使って自分の身になる経験に変えちゃいましょう!
今日はここまで