エントリーシートのエピソードで書くべきこと【現役人事より】
本日の元ネタはこちら
人事界隈で少し話題になっている記事に関して
あくまでも主観で
意見をさせて頂きます。
エントリーシート・・・就職活動においてきってもきれないものですよね。
こちらの記事ではエントリーシートで書くべきではない内容が書かれています。
こちらに書かれているのは
・激変系(あの体験で大きく変わりました!)
・一体感醸成系(みんなで達成した喜びを!)
この2つです。
記事でそれぞれNGとされているポイントを要約します。
■激変系
人はそんなに簡単に変わらないし、変化するとすればその他にも要因はある。
=自己分析がしっかり出来ていない。
■一体感醸成系
仲間を取りまとめて目的に向けてアクションした。
=「またか」と人事が感じる。
そして人事に刺さるエピソードとして下記をあげています。
・継続して長くやったこと
・みんなが苦手とすることを頑張った体験
・仲間でやった体験
ここで刺さるエピソードとしてあげている点を見るとこの方が面接をする際の評価ポイントが見えてきます。
それは「持続力があるか」「困難に立ち向かう力があるか」「強調性があるか」です。
この上記の3つのポイントが採用の選考基準になっている会社にとっては全く違和感のない記事だと思います。
ただ私がいる会社では採用基準がそこにないため、たまたま違和感を感じることが出来ました。
何が言いたいかと言うと、
会社や職種の選考基準によって人事が魅力と感じるストーリーは異なる
ということです。
私が面接をする際に”激変系”の話が出ることはもちろん多いです。
ただそこは話のきっかけであり、特に気にもしません。
むしろ激変した事象に対して
・自分でしっかり落としこめているのか(思考量)
・結果、どんなことをしていきたいのか(ビジョン)
・そのビジョンに対して現状の自分は何が強みで何が弱みなのか(自分を客観視出来るか)
・そしてその弱みに対してはどういったアクションが必要で出来ているか(自走力)
上記のようなポイントを見ていきます。
ただ実際に学生の皆さん(中途面接においても言える)が企業の選考基準を事前に正確に認識することは困難です。
だからこそ飾ることなく、自分としっかり向き合い、自分とマッチする会社を受けて欲しいと思っています。
人によっては数が必要になる可能性もあります。
業界によっては新卒採用とは言えスキルを求められる業界もあります。
しかしそれらも全部含めて皆さんのこれまでの生活です。
内定はあくまでもスタートライン。
そこからいくらでも取り返しが効きます。
皆さんの明るい未来に向けて今出来ることを1つ1つ頑張ってみてください。
今日はここまで