なんでも雑多に書きたくなってきたブログ

DeNAやマイナビで営業経験を積み、出来て半年の会社で人事としてのキャリアをスタート。現在もITベンチャーで人事として新卒/中途の採用に関わっています。

フリーランスという働き方の件

本日の元ネタはこちら

blog.tinect.jp

 

これは本当に色々な考え方があるのですが、

私の個人的な主観からお話させて頂くと

 

フリーランス70%反対派です。

 

特に若い方のする働き方ではないと思っています。

理由は以下です。

・自分の成長が見えづらい

・共同で仕事をするスキルが身に付かない

・自分の事だけを考えるようになりがち

 

まず1つ目の「自分の成長が見えづらい」です。

フリーランスで働くということは自分のスキルに対して対価を貰うということです。

もちろんスキルのない方に仕事は来ません。

そういう意味では一定ラインの成長は見えるかもしれない。

(仕事が増えた!仕事を選べるようになった!などなど)

ただ一定ラインです。

しかもそのラインは市場状況に大きく左右されます。

 

フリーランスという働き方はエンジニア職やデザイナー職の方に多くいます。

特に時代の流れに左右されやすいのがデザイナー職のフリーランスです。

デザインにはどうしてもトレンドがあります。

その際に自分が得意とするテイストがたまたまトレンドにマッチした時は良いです。

ただそれがマッチしなくなった瞬間に仕事は激減します。

もちろん様々なテイストで描ける方もいらっしゃると思いますが、

本当に高いレベルで複数のテイストのデザイン出来る方は少ないです。

 

f:id:hrman:20150615200643j:plain

 

次に「共同で仕事をするスキルが身に付かない」ですが、

これは想像通りです。

会社で働くと職種や自分のミッションを越えた

様々なものを加味しながら働く必要があります。

 

それこそいろんな人が働いているので、

働く人や環境が変われば、その度に異なる働き方が求められます。

フリーランスに転向する多くの方が

こういったものに煩わしさを感じていると思います。

(実際煩わしいと感じることもありますが。。。)

 

ただこれを円滑に進めるためのスキルも存在し、

それは経験の中でしか身に付きません。

フリーランスで仕事をするということは、

こうした経験を排除してしまうことにつながります。

 

そして最後に「自分の事だけを考えるようになりがち」についてですが、

これは上記と近しいものがあります。

 

フリーランスの場合は自分の与えられたミッションのみを行えばよい。

逆に言い換えると他の人のフォローをする必要もなく、

また自分のやるべきことさえやれば、あとは何をしてても何も言われない環境です。

こうした働き方に慣れた方は、周りへの気遣いが出来なくなってしまう方が多い。

(もちろん全員がとは言いません)

 

ただ冒頭に70%反対と記載した通り、

フリーランスが100%悪いとも思っていません。

フリーランスという働き方には魅力がたくさんあるのも事実です。

 

しかし若いうちはその魅力にしか目がいかず、デメリットの部分が見えていない。

フリーランスという働き方がどんどん増えていく中で、

家族が出来たことで、保証がないフリーランスから

保証がある正社員にシフトしようとする方も多いですが、

上手くいく方はあまりいません。

フリーランスという働き方に慣れてしまっているが故に

集団で働くためのスキルを身に付けていないからです。

 

フリーランスという働き方しか出来ない人になるのではなく、

なるのであれば、どちらのスキルもあるけど、フリーランスを選ぶという、

自分が選択出来るだけのスキルを身に付けた上で選んで欲しいと思います。

 

今日はここまで